経営者としての自分に周囲は思っていることを言いにくいからこそ、コーチが必要

頭の中にあるものを出していくと気づきが起こる

−コーチを付けて、ご自身の中で変わったことや気づきはありましたか?
話しながら考えをまとめるタイプなので、たぶん聞いている人からするとあちこち話がいっていたりすると思います。もしかしたらコーチは聞きづらかったかもしれないけど、話しているうちに頭の中で徐々に整理がされていって、セッションが終わる頃には「整理ができました」という状態になっています。もし、自分の会社の中で仕事をしているときにデスクの前で自分の考えをワアワア言っていたらみんな嫌がりますよね。かといって文章にすると考えがかしこまってしまう。コーチとの信頼関係があってのことですが、コーチングでは自分の頭の中にあるものを引き出していくことができる。そうしていくと自分でも気づかなかった「あれ?」みたいなことが見つかるんです。これはなんか矛盾しているぞということもあれば、あれとこれがつながっているのかということもある。コーチは適度な塩梅で質問をくれるから、それに答えていくと自分でああそうかと気づく。選択肢や考えを広げたり、深みを出したり、もっとこんな形でやろうというのが見えてくることもある。コーチングは自分のフォームを確認する作業であり、自分自身を見つめ直す時間でもあります。