経営者にコーチングが必要な理由

今回は、myPeconユーザーで税理士法人ハガックス 代表社員の芳賀 保則様に、経営者がコーチを付ける意義や効用、税理士がコーチングスキルを身に着ける価値についてお話を伺いました。

 

私自身も2012年にコーチングを学び、コーチの資格を取得しました。資格取得してからも半年や1年単位くらいでコーチを付けています。以前は個人コーチに依頼していたのですが、myPeconのホームページが好印象だったこと、質の高いコーチが集まっていること、料金体系が明朗なこと、企業が運営しているサービスであるという4点でmyPeconを選びました。

 

myPeconを利用し始めて、コーチとの毎回のやり取りがマイページ上に蓄積されていく仕組みが優れているなと思います。また、コーチはコーチングをベースとしながらも「これはコーチングではないですが」と前置きしたうえでコーチの視点やフィードバックをくれるので、それは非常にありがたいですね。毎回セッションログも書いて送ってくれるので、時たま振り返り、自分で気づいたことをメモにまとめるなどしています。

 

経営者にはコーチングが必要

経営者には、コーチングが必要だと思います。物事が上手く進まないときは、大体自分のベースが整っていない時なんですよね。自身のコンディションが良くも悪くもお客様やスタッフに影響してしまうものです。だから自身を整えるために、コーチを付ける必要があります。

 

私がコーチを付ける目的も、メンタルを整えることです。
水泳しながらセルフコーチングを行って内省したりもしますが、知らず知らずのうちに自分で自分の思考に歯止めをかけていたり、思考回路が固定化していて視点が切り変わらなかったりするんです。

 

コーチングではコーチが自分の話に耳を傾けて、共感しつつ承認してくれるので、「常識的に良くないからやめておこう」などと自分で抑制していた考え方から脱することができ、視点が切り変わるのです。
それも30分、45分のセッションではなかなか気づきが起きず、必ず最後の15分のところで自力では到底及ばない、深い所に辿り着くのです。だからコーチングには1時間を確保するのが重要です。Executiveコース(60分)とは上手くできているなと悔しいところなのですが(笑)。

 

-芳賀さんは自身もコーチの資格を取得されています。業務にどのように活きていますか?
コーチング手法を使った面談を行うことで、財務面をサポートする税理士という枠組みを超えて、経営者の内発的動機づけが出来ており、それが新規ご契約や高い継続率に繋がっていると感じています。ただ税務上のアドバイスをするだけでなく、経営者の事業に興味を持ち、「今年の売上目標は何ですか?」、「そのために何をしますか?」など、質問をしていくと経営者の熱量が高まっていくのがわかります。普通、税理士からこういったコーチングの質問を投げかけられることはあまりないですよね。

 

経営者の成功をサポートするためには、税理士であることにこだわらず、自分にできるベストを尽くす。これは、myPeconのコーチでも同じではないでしょうか。

 

芳賀保則 (はがやすのり)
税理士法人ハガックス 代表 税理士・中小企業診断士
www.hagax.com