Real Coach Report vol.2 重要なのはフィードバックを受けること

  時間短縮だけでなく、自分で気がついていたけれどどうしていいか分からなかったことへの方法論も見えてきます。部下のストレングスTOP5がわかっていれば対策が立ちますが、もしわかっていなくても、ストレングスコーチは、部下の方の言動の特徴を聞いて「思考系の才能が強そうだな」と推測することができます。たとえば、思考系が強い部下と、思考系が上位になく実行系が強い上位の上司の組み合わせであれば、上司から見ると、「営業は動いてなんぼ。机に座ってても結果にはつながらない。足で稼げ!」と言いたくなるけれど、思考が強い部下の場合は、情報を集め時間をかけてプランを練り、最も効率よく成果を出せる進め方が見えてから一気に行動するパターンかもしれない。任せてみて結果をみて、このパターンを変えずに、もう少しスピードアップするための方法を一緒に考えていくことはできる、そんな進め方になります。こういったことを扱っていくには、ストレングスファインダー®は便利なツールです。
自分の持っている資質を知って、「この資質の扱い方をどうしようか」という言い方をしたほうが受け止める側も受け止めやすい。「あなたって何でもすぐに言ってしまいますね。もう少し呼吸を整えましょう」と言われるより「あなたの『活発性』がそうさせるのよね。じゃああなたの『活発性』をどうしましょうか」と言われるほうが、相手が受け止めやすくなります。