仕事でも私生活でもない、別世界の時間を持つ

今回は、オンライン・コーチングmyPeconのユーザーで会社員(出向)の藤木浩司さんに、コーチをつけたきっかけや活用法についてインタビューさせていただきました。

 

-myPeconでコーチをつけたきっかけを教えて下さい。

会社のトップを走っている人でない限り、50歳を超えるとより若い世代にポジションを譲るようになって、出世コースから外れていく可能性がありますよね。私自身、30〜40代の時は仕事一本で突き進んでいましたが、50代になってからは仕事以外での第二の人生というか、死ぬまでずっと続けられるものを持てたらいいなと思うようになりました。だからといって仕事を諦めたわけでもなく、仕事もできるところまでやりたいし、第二の人生のことも考えたい。そんなことを考えてモヤモヤとしていました。

以前、40代のころに会社が企画したプロジェクトのメンバーとしてコーチをつけてもらっていたことがあったのですが、当時コーチを受けることで仕事でモヤモヤとしていた状況に霧が晴れる感じがしたのを思い出したんです。第二の人生を考えるにあたって、今の状況に霧を晴らす存在があるといいなと思ったのが、今回自分の意思でmyPeconを始めたきっかけです。

 

-実際にコーチをつけた感想はいかがですか?

myPeconというのは、私にとっては仕事でも私生活でもない、別世界なんです。
コーチングの時間を持つことで落ち着いて物事を見られるようになり、自分の状況を一歩二歩、上から客観的に眺めて、「これをこうしたいな」と考えられる時間になっています。それまでの私は、今思うと毎日をバタバタと過ごしていたという感じがします。

コーチングセッションの少し前に5〜10分でも一人で考える時間をとって、今日話したいことをシミュレーションすると、時間をより有意義に使うことができると感じています。コーチだったらこういう質問をしてくるだろうな、などと想定して、それに対する自分の答えを用意しておくんです。実際は、想定した反応がコーチから返ってきたことは一回もないんですけど(笑)。それがまた面白いところですよね。

 

 

セッション以外の時間でのコーチとのテキストベースのやりとりも、とても助かっています。仕事をしている中でモヤっとしたものが生まれた時などは、休憩時間にコーチにコメントを送るんです。それに対してコーチが自分と違う視点からコメントを返してくれることで、新たな視点の発見や気づきに繋がっています。
最近は自宅で一息ついた時などに直近で考えたことを言語化して、コーチにコメントを送ることもあります。それについてもコーチがコメントを返してくれて、気づきや学びになる。コーチをつけ始めてから、時間の使い方が充実したなと思います。

 

コーチに自分の想いを伝えることで、コーチというフィルターを介して知らない自分に気づくことができると実感しています。

 

例えば、何十年とキャリアを積めば、誰にでもトラウマや苦い思い出の一つや二つってあると思うんです。私の場合は苦い経験をした思い出のある、とあるビルの前を通るのが嫌で、ずっとそのビルがある通りを避けていました。
ある時、コーチと話しているときにたまたまその話になったことがありました。私自身はあまり話すことに前向きではなかったのですが、コーチが閉じた蓋を開けてくるんです(笑)。でも、その時の状況や自分の想いなどをコーチに話したことで蓋をしたかった過去の自分とかトラウマのようなものに気づくことができ、とことん向き合うことができました。自分の中で整理がつくようになって、今ではその道を通れるようになりました。

 

今思うとコーチをつける前の私は新しいことを始めることで、向き合いたくない状況から逃げ出していたように思います。今は一つひとつきちんと整理をつけてから向き合うようになっています。

ハウツー本よりコーチのすゝめ

生きていれば、誰でも迷いは生じると思います。コーチに相談することで新しい視点に気づいて、「こうしよう」と正しい判断ができるようになっていきます。悩んだり迷ったりしたとき、本屋に沢山並んでいるハウツー本に答えを求めに行く人も多いかと思いますが、コーチをつけて生きた言葉を聞くほうが絶対に良いと思います。
私にとってコーチは人生のパートナーで、これからも新しい自分を発見していきたいと考えていますし、ビジネスマンにはビジネスコーチを、ビジネスマンではない方はライフコーチをつける事で今まで以上に充実した生き方が待っていると思います。

たとえ70歳になっても、「俺はこれをやっているんだ」と胸を張れるものを持って楽しい人生を送っていたい、これからもそんな生き方をしていきます。

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