「個」を活かし、次のブレイクスルーにチャレンジする


今回は、株式会社未来 石黒 太一 様に、コーチングを導入した背景や目指す姿をインタビューさせて頂きました。

 

株式会社未来は、「I’m pinch美容液」の通販からスタートした創業13期目の会社です。現在は主力商品を中心に、スキンケア、フェムテック(女性の抱える課題をテクノロジーで解決する商品)の領域の商品、「化粧戻しのパフコ」など新しい市場を作ることに注力しています。

 

私は現在は経営企画と人事を兼ねています。
人事や採用領域は未経験だったのですが、この仕事は深いなと思いましたね。10年間で売上が10倍、15倍となると組織も成長していきますから、その過程で必要な人材要件も変化していく面白さを体感しました。

 

私自身に求められる役割も変化しました。創業期は手あたり次第動くことが求められていましたが、今は組織の課題を発見して優先順位をつけ、一つひとつ解決していく役割が求められています。その中で最近の優先課題として認識していたのが、次のステージに進むためのブレイクスルーを経験することで、そのために社員一人ひとりの「個」を強化したいというのがコーチングを導入したきっかけになります。

 

一部の部署でのマネージャーの退職や産休・育休に入るマネージャーが続くなどでリーダー陣が若返りしたこともあり、彼らをサポートしていこうという話になりました。

社内コーチ制度を設けている会社もありますが、弊社は内部でできる人員体制ではないのと、外部の方が新しい視点が得られるのではないかとの期待からmyPeconを活用することにしました。

 

Willを示し、提案するリーダーの育成へ

コーチに期待したことは、「自分はこうしたい!」というWill(意思)を示し、提案してくれるリーダーの育成です。
組織の成長と共にすべてを社長がジャッジをする体制には限界も予想されます。指示されてその通り動くことに長けたスタッフは多いですが、今、会社に必要なのは「こうしたい」と提案してくれるスタッフです。

会社の方針も理解しながら、「自分はこうしたい」、「こう変えたらどうか?」など自発的に提案し動いてくれる社員が増えることを期待しています。

 

私自身も今回コーチングを受けている一人なのですが、コーチへの期待と実際のギャップはあまりなかったですね。直属の上司は社長ですし、身近にコーチ的なコミュニケーションをしてもらえる人がいないのでありがたいです。役割上、話す機会よりも「聞く側」に回ることが多いので、45分でも2週間に1度話すことで思考の整理ができて前に進む感じがあり、良いなと思います。

 

弊社はこれまでも外部の活用に積極的に取り組んできた会社で、私もコンサルティングの活用や仕組みの導入プログラムの際は、事務局担当もしてきました。どのサービスも非常に専門性が高く、より効果的に活用するための社内外の調整をすることが多くありました。まず現状分析して、キックオフして、研修やって、毎回ホームワーク出して・・・など問題可決のための取り組みのはずが、タスクが逆に増えているように感じることもありました。取扱説明書を読まないと使えないような複雑な仕組みでは定着しづらいのだと思います。運営側にも負荷がかかりますよね。Appleのように感覚的にすぐ使えるとか、負荷のない形で各々自由に取り組めるのがmyPeconの良い所「だと思っています。

 

組織は「個」の集合体である

結局、会社という組織は「個」の集合体ですよね。「個」に着目して、「個」を強化していくことが、会社の成長にも本人の成長にも繋がると考えています。私たちは次の成長に向けたブレイクスルーが必要な時期かなと認識していて、そのために皆で走りたいと考えています。

今回コーチを受けた人たちから「こうしようと思っているんです」という提案があちこちから出てきて、その結果、ブレイクスルーすべき「壁」を少しでも手前に引き寄せて、次の成長に繋げていけたらと思います。

 

 

石黒 太一
株式会社未来