-勝原さんは日々どういうところにレセプター(アンテナ)が立っているのでしょうか。
面白いものはとりあえずやってみるということですかね。好奇心だけではだめで、とりあえずちゃんとやってみて判断したらいい。まあ、だからいくら時間があっても足りないんです。いつもアップアップしています。笑
-削ぎ落としていった最後には、何が残るんでしょうね。
意外と何もないかもしれません。消えてしまうかも。笑
キャリアはプロセス
–ご自分のキャリアについてはいかがお考えですか。
キャリアって、プロセスです。今まで歩んできたことの続きにしか次は生まれない。どれだけ自分を大事にできて、未来に繋げていくかのプロセスがキャリアで、突然明日のキャリアが生まれるわけじゃないんです。
未来から逆算して計画していくこともキャリアデザインと言います。そういうキャリアの設計をする人もいるけれど、みんながそうではないんです。与えられた場所で、一生懸命やる中で自分の生き方ができていく。
よく私は研究者、講師、コンサルタント、看護師のどれが本職か聞かれるんですが、私にとっては全部が本職であり、私の中では繋がっています。
勝原 裕美子 Yumiko Katsuhara
同志社大学文学部英文学科卒業後、株式会社京阪百貨店に就職。
聖路加国際大学(現)を卒業後、国立循環器病研究センター病院(現)に勤務 。
その後、兵庫県立大学看護学部看護システム学助教授を経て、聖隷浜松病院副院長兼総看護部長および聖隷福祉事業団執行役員を務める。
2016年12月にオフィスKATSUHARAを立ち上げ、複数の医療機関の顧問、各地での講演や研修講師として活動中。
『組織で生きる』など著書多数。