私塾を開く!?
-今、一番興味を持っていらっしゃるお仕事は何ですか?
まだ企画段階ですが、6月位から私塾を開こうと思っています。
これまでご依頼いただいた研修等では、最大限に自分の持っているものをアウトプットします。もちろん、ブラッシュアップはしているけれど、大体いくつかのネタを持ち回りで使うので、インプットがないことに、不全感を覚えてしまった感じです。
本業があって、空いている時間を誰かのためにセミナーや講演に充てているうちは良かったんです。研修を本業にしたら、なにか違う。自分も学びながら、やりとりの中で互いが育つというダイナミズムを感じるにはどうしたらいいのかを考えた時、私塾をやればいいんだと思うようになりました。
-勝原さんは私塾の中で、どういう人を増やしていきたいのでしょうか。
自分にどんな力があるのか言語化できないんですが、気づいているのは「概念化する力」と「具体に潜っていく力」のバランスが取れていることではないかと思います。研究もやるし臨床の中にも入り込んで行きます。両方できることで、私に興味を持ってきていただけるのなら、それを伝えていくということができると思うんです。
-本の内容がとても興味深かったのですが、勝原さんの主張がよくわからなかったんです。「これ」と言う主張はないけれど、これまでカテゴライズされたり名前がつかなかったりしたものを看護師さんの代わりに抽象化したり具体化したり意味付けをしたりされている本のようにも感じました。
はい、主張がないわけではありません。私の考えを読んだり聞いたりして、どう思うのかと思考をめぐらすことが大事だと思っているので、言い回しからは、主張のように思わないのかもしれません。
意思決定をしなきゃいけないときとか、誰かと交渉してこっちに持っていくぞと思っているときは、主張しますよ。