リフレッシュして高い成果を上げる
ドイツの人々の休み方

4.長期の休暇でさらにしっかり休む

毎週日曜日に休息の時間を作るドイツの人々ですが、長期の休暇では更にしっかりと休みます。夏には3週間から4週間、冬の寒い時期やイースターの時期にも1週間から2週間ほどの長期休暇を取り、多くの人がこの間、旅行に出かけます。Expediaが2017年に行った調査によると、ドイツ人の旅行の目的は62%がリラックスをするためで、これはヨーロッパの平均の55%よりも高い数字になっています。スペインをはじめ、周辺の国でのんびりと過ごしたり、キャンピングカーで旅をしたりとスタイルは様々ですが、観光をするのではなくリラックスをする人が多いというのは共通しています。週末にドイツ内やドイツ周辺の国に気軽に足を伸ばすこともできますが、日帰りで帰ってきたと言うと「1日しかいなかったの!?」と驚かれてしまうことがよくあります。

ドイツでは「1週間くらいの休暇では仕事のことを忘れてリラックスし始めた頃に休暇が終わってしまい仕事に戻るとき余計に疲れてしまうため、長い休暇でしっかり休んだほうが仕事のパフォーマンスも上がる」と考えられています。