【研修導入事例】インフォコム株式会社 相互理解研修を実施し改めて学んだこと

相互理解研修を導入してくださったインフォコム株式会社様に、研修導入の背景や今後の取り組みなどをお伺いしました。

―本日は、インタビューをお受けいただきましてありがとうございます。貴社では新入社員とOJTリーダーの関係性構築のための相互理解研修 を導入いただきましたが、何かきっかけなどありますでしょうか

そうですね。当社はワークスタイル変革の一環として、2021年に在宅勤務制度を出社と在宅を柔軟に選択できる制度として拡充しました。また本社は社員数の6割分のスペースとして設計されていることもあり、在宅勤務を有効活用する社員が多くなっています。新入社員には出社頻度を多めに設定しているものの、以前のように机を並べて毎日一緒に仕事をするスタイルとは異なります。週に3~4日は在宅勤務をする状況では、上司や先輩社員との関係構築が難しいこともあり、何かサポートが必要だと考えていました。 そこで、今回スーペリアさんにご紹介いただいた相互理解研修を導入することにしました。

―研修で使用した「自分の資質」に関して、合原さんご自身の上位の資質についても、もしよろしければお教えいただけますか

詳細は伏せますが(笑)、非常に心地の良い結果でした。当時のわたしは自分に自信がなく、傷つきやすい性格だったのですが…資質を認識することで非常に励まされましたね。肯定されている感覚とでもいうのでしょうか。また、自分自身の興味関心のない部分も見えてきて面白かったですね。

―診断結果がしっくりくると、心地よく感じられるんですね。研修を導入するにあたって、社内で反対の意見などはありませんでしたか

それほどありませんでしたね。やはり上司や周りの社員も在宅勤務中心の働き方をしていて、新人が職場へ根付くというか周りとの関係を作るためのサポートが必要だろうという認識は持っていたので、今回の研修導入は割と周りの理解が得やすかったんじゃないかなと思います。ただ、事務局としては事前準備が少し大変でしたね(笑)。

―確かに事前準備が一般的な研修よりも必要になってくるかもしれませんね。そういったところも含めて相互理解研修を導入いただいたご感想はいかがでしたでしょうか

毎年パルスサーベイを実施していて、その中に「先輩社員との関係構築」という項目があるのですが、今年度は過去三年と比較しても一番良いスコアでした。その結果をみてもり、やってよかったなと思っています。

―研修実施の課題は見えてきましたでしょうか

そうですね、よい研修だったのですが改善点も見えてきました。
意見は分かれたのですが…短い研修時間で30以上もの資質を全て解説するか否かは難しい所だと感じました。説明はなくてもよいという人もいれば、もっと詳しく話を聞きたかった人もいて何とも言えないですね。ただ、事務局の立場からすると、限られた時間なのでもう少し対話の時間を増やしてもよかったのかなとは思っています。そこが次回への改善点ですね。

―今後、どんな取り組みを予定されていますか

当社の社員は在宅勤務を心地よく感じている人が多いと思います。もちろん出社することによって本当なら若いうちに身につけられるスキルなどがあったんじゃないかという若手社員もいるんですけれども、やはりそのよく言われるように通勤時間の節約とかストレスとかそういったものから解放される部分も大いにあると思うんです。だからこそ研修だけでもオフラインで開催しようと「リアル」にこだわっています。今回の相互研修は東京と大阪のメンバーがいたので、オンライン実施となりましたが…集合型研修として実施できればまた違う盛り上がりになったかもしれないという悔しさもあります。やはり相手の顔を見ながらの方が、学びが大きいと思うんですよね。
わたし達の仕事ってコミュニケーションが大半ですからスムーズに言葉を交わせる環境や状況は個人的には大事にしたい部分ですね。

 

合原 博(ごうはら ひろし)

2000年入社後、企業向けパッケージソフトウェアの開発・保守・プロジェクト管理を経て、2009年から品質管理や開発プロセス改善業務に従事。その後、ソフトウェア開発やサービスの運用業務にまつわる様々な問題を解決するためには人への関わりが不可欠であるとの結論に至り、2019年に人事部へ移動。現在は社内研修の企画、運営、社員の能力開発に関する制度設計、研修ユニットの組織運営をリードしている。

 

相互理解研修とは

自己理解と相互理解促進、チームビルディングに役立つ研修。事前にテスト受験し自分の特性レポートを手元に置いたうえで、チーム単位でディスカッションを行う。自分の特性を「強み」としてどう仕事に応用し「弱み」をどうカバーするか考えたり、チームメンバーの強みや苦手な部分を把握して補完し合うことで、業務を円滑に進めてチームとしてのパフォーマンスを強化する研修。
※今回の事例は新入社員との関係構築用にカスタマイズしております