myPeconコーチインタビューVol.031 大川 紗恵子コーチ

楽しいなと思えたから学び始めた

 

―コーチングとの出会いを教えてください

コーチングに出会ったのは、帰国して“語学コーチング”(語学学習に特化したコーチング)のコーチとして働くことになったのがきっかけです。シンガポールに住んで仕事をしていた頃はアジアの担当マーケットの国々で教育やトレーニングをする機会があったんです。いろいろな国やカルチャーやバックグラウンドを持っている方に対してどうしたら伝わりやすいか、やる気を出してもらえるか、などと考えるのが楽しかったんですよね。それがきっかけとなって日本に帰国して教育関連の仕事である語学コーチへと転職をしました。語学コーチをやっている時に、コーチングの可能性に気づき、語学というフィールドだけでなく、もっと様々なトピックで、色々な方にコーチングしたいなと思ったんです。それがきっかけでコーチングの勉強を本格的に始めました。資格を取ったのもその流れですね。
実はつい最近もコーチングスクールに通って、さらにコーチングについて学んでいました。さらにユーザー様のお役に立つには、実践というアウトプットだけでなく、学びというインプットも定期的に必要になります。
また、ユーザー様と話をしている時にいろいろな価値観に出会えるのもコーチングの魅力です。

 

価値観の違いも心地よい

 

―コーチとして大切にしていることを教えてください

新しい視点を何かしら提供したいなと意識しています。時に悩んでいる時って自分の価値観や常識にとらわれてしまうことがあると思うんですが、この視点はどうだろう?と一緒に考えることで案外自分が思い詰めていることがそんなに大事ではなかったり、逆に、なんとなく無視していたことが実は重要なことだったりすることがあります。ユーザー様の思考を広げて、思いもよらないような答えが出た時には特に喜びを感じます。
あまりにも自分の価値観に苦しめられている方には、別の視点として時にわたし自身の価値観や経験を共有することもあります。私はいわゆる一般常識と少し外れているところもあるので笑、そうすると、「え、そんなのってアリなの??」とびっくりされることもあります。ただ、そこから思考の枠が外れていくこともあるんです。
また、コーチとして客観的に、率直にフィードバックをお伝えすることも良くあります。自分の行動や思考の癖って、自分では気が付くことはできないことってたくさんあると思うんです。ただ、大人になるとなかなか周りに指摘してくれる人はいないじゃないですか。言ったことで衝突が起きるかもしれないし、エネルギー使いますし。ただ、コーチングを受けられる方は、今よりも良くなりたい、と思っている人がほとんどです。その場合そういう少し耳が痛いようなフィードバックも効果的です。
また、毎回のセッションに向けての準備も大事にしています。ユーザー様が目標を達成できるように、フォローアップも含め、パーソナライズしたコミュニケーションがとても大事だと思います。

安心できる存在でいたい

 

―コーチングを受けるか悩んでいる方へ一言お願いします

もちろん目標をお持ちのユーザー様の達成に向けてのサポートとしてのコーチングも行いますが、コーチングを受けることにハードルを上げすぎないでほしいです。別に重大な悩みや、カッコいいビジネスの目標がなくても、なんとなく滞っていることや後回しにしていること、モヤっとしたことがあれば気軽に受けていただきたいです。今目標がなくても、モヤモヤを解消した先に目標が見つかることもあると思います。コーチングは長期戦で、即効性はないかもしれない。でも、モヤモヤを解消したい理由やその根源を探っていく、その過程で自分のモチベーションになるものや、自分の強み等様々な発見があります。いろいろなことを少しずつクリアにしていくことが日々の生活をポジティブに前に進むことの手助けになります。そこに対して絶対的な安心感のある伴走者としてのコーチで在りたいと思っています。