コーチングがとにかく楽しい
―松本さんの、今をお教えください
今、たくさんのビジネスコーチングを担当しているのですが本当に楽しくて仕方がないんです。4回ビジネスコーチングを担当させていただくことが多いのですが、その中で強み診断のツールを使ったり、お仕事の場面で会社にどんな貢献をし…何が評価されたかをしっかり棚卸していただくことで、セッション終了後には、ご自身に自信を持たれ、笑顔で自信をもって自走していただけるようなお時間を提供しております。
ご自身の成功パターンや、他者評価をしっかり認識しておくことはすごく大切です。そうしているうちにだんだんと、自分の中の恐れや無意識にブレーキをかけていることに自分で気づかれるんですよね。誰でもそうだと思うんですが、自分の中の恐れに気づいてないんです。見えないものだから当然向き合い方も知らない。そんな中、わたしを壁打ちの相手にしていただきなが、気づきが生まれていきます。
わたしはクリフトンストレングスをセッションにも活かしているのですが、自分の強みが自分を苦しめているケースは非常に多いです。強みの弱み使いですかね。武器ではなくて凶器になってる。もったいない。自分を失速させてしまっている自身の思考の癖を手放し、軌道修正すれば、その人らしい最高のパフォーマンスが発揮できると思うんです。
セッションの最終回では自分への応援メッセージを言葉にしていただいて締めくくってもらっています。自分自身に真剣に向き合いながら確実に変化されている方には全力で応援したくなっちゃいますね。「変わる」ってそんなに簡単なことではないと思うので…。
―どうして、コーチングをはじめられたんですか。
コーチングを学んだきっかけはピアノ教室の生徒さんがちっとも練習してこなくて頭を抱えていたからなんです。その時「コーチングっていうものがあって、効果があるらしい」と耳にして学び始めました。その過程の中で自分が持っている思い込みの癖に気が付いたんです。「音大出てないくせに偉そうにと思われるんじゃないか」とか「保護者にに『お月謝泥棒』って思われたらどうしよう?」とかね。面と向かって言われたことなんて一度もないのに・・(笑)そうやって周りを見回すと、能力も経験もあるのに、「自分なんてダメだ」と自己肯定感の低い方がたーくさんいたんですよね。(あーわたしと同じ人がたくさんいるー、みんなもったいないですよー。持っている才能をもっと活かしてー)思ってコーチングの資格を取ってセッションを始めたんです。
大人になると自分を認めることってなかなかできないですよね。周りからはたくさん承認されているにも関わらず、そこには耳を貸してないことも多々ある(苦笑)隣の芝生は青いですしね。どんなに上のポジションの人であっても、「不安」を抱えてる。「大丈夫!!」って思えないんです。
自分の中に敵がいる。当たり前は自分を苦しめる。
―コーチングの中で何を大切にされていますか
自分を否定してほしくない。それぞれに持っている自分の素晴らしいところ、本来の《自分らしさ》を見失わないで欲しい。そう思っています。理想と現実はどんどん乖離してしまったりしますしね。相手からの評価を受けるにはもしかするといろいろな困難があるかもしれない。でも、自分を自分で評価することに邪魔者はいないはずなんですよね。自分のできているところに目を向けて欲しいです。
一日を終えて、寝る前も、自分を否定したままで終わらせないでほしいです。できていないこを反省することも必要かもしれない。でも今日できたことを、頑張ったこともちゃんと思い出してほしいんです。「できたことを探すセンサー」は必ず作っておいて欲しいです。自分の中のもう一人の自分が、そのことをちゃんとわかっておいてくれたら、他者評価が思うようにもらえなくても頑張れると思いませんか?
―コーチングは今でも学び続けていらっしゃるのですか
月に2回、同じコーチに11年コーチング受けています。自分自身のコンディショニング維持の為でもありますがコーチとしての技術向上の為でもありますかね。わたしが進化していくうえで、マイコーチの存在は絶大です。今のコーチ以外は考えられないですね。そんな存在です。緊急で重要なことももちろん大切ですが、そうではない話をすることに、静かに寄り添ってもらえる時間は、わたしにとって貴重でとても大事な時間です。セッションを受けると行動が加速しますよ(笑)。思考が整理されると確実に行動のスピードが変わる。これはいつも実感しています。自分がいい状態でないと、ユーザーさんにニュートラルに向き合うことはできないですからね。
―コーチングを受けるかを悩む方に是非アドバイスをください
人って、自分の話を、安心安全な場で、否定やアドバイスをされることなく、最後までちゃんと聞いてもらった経験がない方って実は多い。自分の考えを言語化することで、思考が整理できますし行動するイメージが湧いてきます。一人で考えることには限界があります。《このままの自分では終わりたくない》と思っておられる方、また、ご自身の理想の状態があり、そこに向けてスピードを加速させたい方は、ぜひ一度コーチングを受けてみませんか?