myPeconコーチインタビューVol.017 寺田 一子コーチ

私がコーチとして大事にしていることは、ユーザーがどのような時間を過ごしてどのような成果を得たいかです。それぞれのユーザーが「良い時間だったな」と感じてくださるよう、それぞれのニーズに合わせ、求められた場合はコーチングの範疇を超えて知見やアドバイスも提供します。
また、セッション前に準備時間を確保することで、以前話していた内容を踏まえた経時的な変化もフィードバックするようにしています。

 

私が担当しているユーザーから多く頂くのは、「話しやすい」「ポジティブになれる」などのお言葉です。私自身ありのままでいることを大切にしているので、ユーザーにも率直にご自身のことを話していただけることが多く、何を話せばいいかわからないままセッションにいらっしゃる方も、セッションが終わる頃には「思った以上に自分の中から言葉が出てきて驚いた」と言っていただけることが多くあります。

 

以前セッションの中で、ひょんなことから私のビジョンを描いた資料をユーザーにお見せすることがありました。この自己開示により、ユーザー対コーチという関係を超えて人対人としての会話ができたことや対話の奥深さを感じていただけたことはとても印象深く残っています。なにより、定年までの10年をどう過ごすか考えていたユーザーが、その先の人生をどう過ごしていくのか、そのために今をどう過ごすのかと時間軸を広げて思考されるようになったのは嬉しい体験でした。

 

ユーザーの皆さんには、これまで積み上げてこられたものが沢山あります。そこにプラスして「成し遂げたい」「変わりたい」と思うことがある時に、その人が一歩を踏み出すための絶対的なサポーターでありたいと考えています。
ゴールに向かって行動を起こし続けるサポートがコーチングの価値ではないでしょうか。この価値を提供するために、セッションとセッションの間の時間も一緒に焦点を当て続け、伴走するコーチでありたいと思います。

 

 


寺田 一子
国際コーチング連盟プロフェッショナル認定コーチ
(一財)生涯開発財団認定マスターコーチ
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