人生の岐路の選びかた
―コーチングとの出会いを教えてください
前職で営業力向上のため社内コーチからコーチングを受けた事がコーチングとの出会いですね。コーチの質問に答えていくと、思考が整理されやる気が湧いてくる感覚がおもしろくコーチングが楽しみでした。そんな時、同僚から社内コーチを公募しているから受けてみたらと勧められ、後輩のメンターを通して人材育成にやりがいを感じていた時期でしたので思い切って応募してみたんです。社内コーチを経験していく中でもっと良いコーチングをしたい、もっと良いコーチになりたいと追求していくうちにコーチングにはまってしまいましたね。そして追求していけばいくほど、わたしの目指すコーチ像と社内コーチとしての役割にジレンマが生じるようになっていて…。それに加え、コロナ禍でこれまでの常識があっという間に変わってしまう状況を目の当たりにして、常識にとらわれて生きるよりより自分のやりたい事をやって生きたいと思い退職を決めたんです。
―鈴木さんはコーチングを通して何か変化されたりしましたか
今思えば、「あなたは何をしたいのですか」というコーチングではよくある質問にハッとしたんです。幼少期から周囲の期待に応える行動をとるべきだと思っていたので、自分がどうしたいかなんて考えた事がなくって。初めてその質問を投げられた時にもちろん答えられませんでしたね。コーチングを学ぶと自己理解が深まり強みや弱みを認識できるようになるんですよ。わたしの場合は“弱み”の部分を理解することで苦手な場面で過剰反応しなくなりました。例えば、取り繕ったり、ごまかしたり、感情的になったりというようなことかな。あとは、自分の価値観や軸が明確になったので人生の岐路においてより良い選択ができるようになった、という点がコーチングを通してわたし自身が変わったなと思うところですね。
変わりたい、気持ちがあるのなら
―セッションで鈴木さんが大切にしていることお教えください
ユーザー様が本音を語れるように場づくりと関係づくりを大切にしています。セッションでは目の前の課題だけでなく、本質的な課題にまでたどり着きたいので安心安全な場と信頼関係は重要です。本質的な課題って、癖だったり弱さだったり触れたくない部分だったりするので、向き合うことは怖いですし勇気のいることですよね。でも、“変わりたい”という強い気持ちがあれば、怖さは必ず乗り越えられます。わたしもコーチと一緒に乗り越えてきましたので。コーチングはわたしにとっての生きがいですね。ユーザー様の夢や希望を応援したい、これだけです。関わった方には充実感のある人生を送ってほしいなと思っています。自分を変えたい、と思っている方はわたしと話してみませんか。テーマが定まっていなくても大丈夫です。そこを含めて一緒に考えましょう。