myPeconコーチインタビューVol.023 斉藤 紗紀コーチ

コーチングは主体性に生きたいという願いを叶えるツール

 

―斉藤さんにとってのコーチングとはどんな存在か教えてください。

実はわたし自身が要所要所でコーチを付けていたんです。
コーチングを通じて変われたりとか、よりよい未来になっていった感覚があって。そこでコーチングの可能性だったりとか、力を実感していて。それで自然の流れでわたしも応援する側になろうと思ったのがコーチになったきっかけだったかと思います。
一番最初にコーチを付けたのは社会人3、4年目くらい。とにかく仕事に一生懸命だった頃で今後のキャリアやパフォーマンスについて悩んでいた時。
たまたまコーチングを紹介されて長期的な視点でキャリアを見つめたり、仕事だけではなくて人生という広い視野で物事を考えられたことがわたしにはすごく良くて。思えば、その後の転職だとか今の人生に繋がっている感覚があります。

大学時代に中高生の女子サッカー部のコーチをしていていたんです。その中でどうしたらこの子たちがサッカーを好きになってくれるかなとか、ゼミでコーチングを学んだこともあって、主体的に練習に取り組めるようになるにはどうしたらいいかなと考える中で、一人一人の考えを大事にしていくっていう、いわゆるコーチングでいう「対話」を実は実践していたんですよね。
私自身もサッカーをやる中で、中学生の時は自分たちで練習をしていたところから、高校生のときに初めてコーチが付くようになって、そこから練習の質が変わり、試合にも勝てるようになり、自分たちのモチベーションの変化もあり、コーチというか指導者の大事さは、自分自身がよく実感していました。 。なので私がコーチになった時も、より一人一人の主体性を大切にしていました。指導していた中高生の子たちと再会したときに「斉藤さんのおかげでサッカーが好きになれました」と言われたのは今でも最高の思い出です。
社会人になって 採用担当として学生に接するときに使っていたのも、実はコーチングのスキルと似ていたと思います。 人材育成の研修講師として取り組んでいたのも対話を通じて行動変容を促していくことだったし。ストレングスファインダーの資格も当時のチームのメンバーのために取得したためのもので、資格が後からついてきた感じですかね。

 

日常の余白を楽しむスパイスがセッション

 

―セッションの中で斉藤さんが心がけていることは何でしょうか。

斉藤さんと話すと思考が整理されたとか元気が出たとか、気づけばそんな風にプライベートで言われることも多くてそれが嬉しくもあって。もっと多くの方に出会いたい、元気づけたいと思ったんです。
セッションではユーザー様のまだ言葉になっていない内側の言葉を大事にしています。見えない部分ほど大事な部分だと思うんです。あとは信頼関係です。家族でも友達でもない、それでもなんでも話せる不思議な関係だと思うので全人格的に向き合いたいですし、その方のゴールに向かうための相棒になりたいです。
もし、目標が今なかったとしても、よりよくなりたいという気持ちが少しでもあれば一緒に時間を過ごしたいです。日々の生活の中でのマスト事項っていうのかな、「〜しなきゃ」とか「ねばならぬ」ことからコーチングの間だけでも解放されてみて、少し立ち止まる瞬間にその人らしさが見えたりすると思っています。コーチングの時間を余白として活用してもらって、生き方を見つめなおしたり。その余白みたいなものも 一緒に楽しめると思うんです。
時間をともにする中で予想していなかったことがいろいろ見つかるのもコーチングのよさだと思います。

 

あるがままに生きても人生はきっとうまくいく。

 

―最後に…斉藤さんと伴走するとどんな世界がみえますか。

わたしと一緒にいると元気になって、自信がつくと思います(笑)
人ってみんな違ってみんないいじゃないですか。みんなそれぞれの良さがあって素敵ですよね。
今であれば、わたし自身がマネージャー職としてのリアルな実感値をもってビジネスの課題やマネジメントで苦しんでいる方に関わることができます。個の強みを生かした1on1の実施もしていますし、一人一人の今後も一緒に考えたりしている毎日です。
とにかくイキイキ楽しく生きる人を増やしていきたいという願いで。受験や就活を通して、主体的に生きることが大切だなと思ったんです。自分の意思がある人は共通してイキイキしているように見えたんですよね。そして、自分もそうでありたいなって。
何もできない自分や会社の目標が高かった時、主体性が見えなくなってもがいている時。わたしはコーチングで前向きに軌道修正できたので。
きっと、あるがままに生きても人生うまくいくと思うんです。信じてるんです。花開くって。それをコーチングで伴走しながら、証明していきたいですね。