コーチングは経営者にとって次のステップへの通過儀礼

潜在能力を出し惜しみせずに発揮し、パフォーマンスを上げる

−今後はどのようなテーマに取り組んでいきたいですか。
今年のテーマが「ギアを上げる」なんです。アクセルを踏んでもギアがセカンドだと60kmくらいしか出ないですよね。ギアが低いと同じ車でも出せる出力の結果に限界がある。もっとポテンシャルがあるんだったらサードやトップに上がったほうがいいじゃないですか。もっと潜在能力を持っているはずなので、それを出し惜しみせずに発揮していきたいです。
今は立場上、「今日は何を何時までにやらないといけない」ということがないんです。業務を持っていないので、具体的な達成目標が日々あるわけではない。月間の売り上げ目標はあってそれに判子を押していて、みんなの目標管理はしています。自分はこれから先の商品をつくったり、企画をしたり、採用活動をしたり、現場で問題管理をしたり、上がって来る日報に対する違和感の確認をしたり…ルーティンはたくさんあるけどそれは目標に上げるまでもない。経営者は緊急ではないけれど重要な仕事が大事だと言うじゃないですか。やっていることはそんなことが多い気がします。今はパフォーマンスが上がっているつもりだけど、実際にどうなのかは分からない。売上顧客数はなかなか上がらないので、いろいろやっているつもりでも成果には結びついていないというジレンマがあります。だから、目標を立てたほうがもっと優先順位を考えて取り組めるのかなと。目標を明確にしてやり方を変えて、パフォーマンスを上げることに取り組みたいと思っています。「ビリーフ」についても取り払ったらパフォーマンスが上がるものがあるのかもしれないと思っています。