2025年5月15日、HRカンファレンス2025-春-に登壇いたしました
今回で4度目となるスーペリアのHRカンファレンスへの登壇では、弊社の研修とコーチングを導入していただいている
株式会社ADKホールディングス(以下、ADKHD) ピープルマネジメント本部 局長 北本 裕史様
にご登壇いただきました。
「多忙を極める管理職に贈る!ADK流・新任管理職研修の秘訣とは」というタイトルのもと、時代の変遷とともに求められる事業内容の変化、それに紐づく人財マネジメントポリシーや管理職育成に向けたアプローチをお話しいただきました。
「これからの管理職には組織を新たな次元に持っていくマネジメントが求められる」——そう北本様はお話しされました。その実現に向けた新任管理職育成の取り組みには、北本様ならではの熱意と信念が込められています。
直近数年にわたり数多くの人事施策や多様な研修を実施されてきた中で、弊社とともに構築した『新任リーダーシップ研修』の一部を今回ご紹介いただきました。
真の課題を見極める
ADKHD様では、多忙を極める新任管理職にとって有用な研修とするため、人事としての仮説を持った上での課題の特定という検証をされていたことが印象的です。全管理職への評価コメントの分析や外部アセスメントを利用しての比較、役員へこれからの「マネジメント像」のインタビューなど、課題の可視化を徹底されています。
更にこだわりが垣間見えるのは、分析によって見えてきた課題の背景まで調査される点です。ヒアリングを通して「どういった経緯でそう思ったのか」というところまで深堀ることで、当初の仮説とは違う課題を見つけられたとお話しされていました。
「新任管理職はすでに全員がプロフェッショナルプレイヤーとして卓越した人材ですが、管理職という自身が経験したことのない新たな領域に踏み出すにあたり、研修という限られた時間をより有効な時間にしたい。」という北本様の想いに弊社チームも焚き付けられ、真の課題に対応すべく研修コンテンツの作り込みに取り組みました。問いを軸とした対話中心のプログラムを設計し、各グループにはTC(テーブルコーチ)がつきサポートしたこともこの研修の強みでした。
学びの定着を支える
TCの存在により一人一人の持ち帰りを多くすることを重視している弊社の研修ですが、「学んだ!」「よかった!」で終わらせないための定着支援も重要になります。
ADKHD様では上司面談、弊社プロコーチによるフォローアップコーチングに留まらず、自分の思考の癖を見つめ直すべく自己内対話するセルフコーチングの習得にも取り組まれました。
研修するだけで満足せず、多様な意見と視点を浴びることで自身のマネジメントを昇華させるべく、さまざまな対話機会を用意されていることにADKHD様の人材マネジメントの熱意を感じました。
徹底した“こだわり”
最後に設けられた質疑応答の時間では、北本様およびADKHD様ならではの価値観が色濃く表れるご回答をいただきました。
「研修開発の過程で、スライド1枚1枚の表現や文言にまでこだわり抜く姿勢はどこから?」という質問に対し、北本様は次のように語られました。
「弊社にはクライアントファーストのカルチャーがあります。ビジネスサイドはクライアントワークを徹底するのが当たり前。私たち人事にとってのクライアントは、社員です。研修に対して妥協をしないのは、人事の最大のクライアントは、ビジネスサイドだと意識しているからです。」
今回も定員以上のご視聴のご応募をいただき、誠にありがとうございました。
おかげさまで、大好評で終了しました。
北本様をはじめ、ご協力いただいた皆さまに心より御礼申し上げます。
今後もこうした貴重な機会で皆さまと再びお会いできますよう、スーペリアとして一歩一歩前進を重ねてまいります!