myPeconコーチインタビューVol.013 丹羽 幸美コーチ

私がコーチを目指すようになったきっかけは、会社経営を辞めたことでした。
今後のキャリアについて考える中で、自分が悩んできたことや、”経営者の孤独”を味わった経験を活かして、同じような悩みを持つ人のサポートをしたいと思うようになりました。この当時は苦しかった経験が、今では私の武器となっています。

 

私がコーチとして大切にしていることは2つあります。

 

1つ目は、「隣のおばちゃん」でいることです。
コーチというと「先生」というイメージをお持ちの方が多いですよね。
けれどそうではなく、ただ隣にいるパートナーとして、「このおばちゃんにだったら話しても良いかな、話したいな」と思っていただける雰囲気づくりを大切にしています。
フラットでいて、どれだけその人に寄り添えるか。銀座のママみたいだと言われたこともありますね。

 

2つ目は、100%ユーザーを尊重し、リスペクトすることです。
この人には絶対に可能性があると信じて関わることを大切にしています。

 

人は自己基盤が整えば、誰でもどこへでも行けると思いませんか?
誰しも自分の可能性を信じられなくなる瞬間があると思います。
そんな時、ユーザー以上にその人の可能性を信じ、土台を整えるサポートをします。

 

土台を整える為には、その人らしさを引き出すことが重要です。
人はリーダーシップを発揮しようとする際、どうしても理想とする誰かになろうとしてしまいがちです。もちろん最初は真似することも大切ですが、本人ではない限りそこには限界がありますよね。自分らしさとマッチせず、足元がぐらつくような感覚をお持ちの方も少なくないのではないでしょうか。
そういう時は、目指したい「リーダーシップ」の要素の中で一番大切にしていることは何かを考えてもらいます。それを中心にその人らしいマネジメントを一緒に見つけていくようにしています。

 

ストレングスファインダーⓇの結果をお持ちの方には、ストレングスファインダーⓇを用いてその人らしさを紐解いていくこともあります。診断結果を軸にその人の強みと弱みをどちらも扱い、自分のマネジメントスタイルを理解した上で、それをベースとした人との関わり方や、その為にどうしていくかということへのアプローチを一緒に探します。

 

自己理解なくして他者理解はなく、自己受容なくして他者受容はないのです。

 

こうしてセッションをしていく中で、より高いパフォーマンスを発揮していただく為、モチベーションを上げることも意識していますね。
ご本人には見えていない部分をコーチが見つけて気づきを得られたり、これからどうすればいいかが明確になることでモチベーションが上がる方が多いです。
その一歩へのサポートとして、ユーザーの鏡になるなど、フィードバックを沢山お伝えするようにしています。

 

これからも、相手の立場に立って理解する「empathy(共感)」を大切にしながら、ユーザーの可能性を信じて関わり続けられるコーチでありたいと思います。

 

 

丹羽 幸美
国際コーチング連盟プロフェッショナル認定コーチ
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