経営で悩む病院をなくす〜役者出身経営者の挑戦〜

 

今回は、株式会社BAMTECH&COMPANY 代表取締役の三好 清太郎 様に、これまでのキャリアや、オンライン・コーチングmyPeconを導入いただいた理由、今後目指す姿についてお話しいただきました。

「役者」からのキャリアスタート


大学在学中、ミュージカルサークルに入ったことをきっかけに演劇にハマり、次第に授業を休
んでまで稽古に励むようになりました。予備校時代の面白い授業に比べ、大学の授業に面白さを感じることができずにいた、そんな時に出会ったのが演劇でした。自分の演技に対してお客様から反応が返ってくる嬉しさや、スポットライトを浴びながら汗をかく瞬間に感じるやりがいに魅了され、演劇を仕事にしたいと思い大学を辞めました。

 

大学を辞めてからは、アルバイトをしながら舞台に立つ日々を10年ほど送りました。いくら練習して舞台に立ってもなかなか売れるイメージがわかず、楽しさよりもしんどさが上回るようになってきた頃、30歳目前で結婚したことを契機に見えるものが変わり、演劇を辞めることを選択しました。

 

役者としての経験が導いた起業への道


当時の私は29歳、職歴も居酒屋のアルバイト以外一切なしということで、就職活動は厳しいものでした。そんな時
に「経歴が面白い」ととある企業の事業部長に拾っていただき入社したのが医療業界に入ったきっかけです。そこから子会社に出向したり、ヘッドハンティングされて転職したりと、医療業界の人材紹介に約10年間携わりました。元々人前でプレゼンテーションするのが好きでしたし、お客様との距離感やコミュニケーションにおいては演劇と通ずるものもあったので、営業は私に合っていましたね。役者時代に沢山悩み、学んだ経験が仕事に活きていると思いました。私は29歳で初就職したので、周りより遅れをとっているという焦りもあり、がむしゃらに働いて成果を出し、トップセールスを維持しました。

 

その時勤めていた企業が新しい事業として総合人材紹介サービスを始めることとなり、その立ち上げを任されたのが私が社長になったきっかけです。新規事業を任され進めていくうちに、自分だけの頭で考えることに限界を感じるようになりました。そこで、利害関係なく悩みを相談でき、かつ一緒に考えてくれる人が欲しかったことからコーチを付けることにしました。

 

自分にプレッシャーをかけて追い込みながら仕事をするタイプなので、知らず知らずのうちにストレスを抱えていることも多く、そういったことも含めて聞いてもらい、パフォーマンスを上げるための生産的な対話ができるのは良さですね。毎回コーチングの後、「こんなに!?」と思うくらいコーチからログ(コーチングで話したことのまとめ)を送ってきてくれるのも、自分の思考の振り返りに役立つので助かっています。

 

経営に困っている病院を、人材紹介でなくす

 

今後は、「経営に困っている病院を人材紹介でなくす」をビジョンに取り組んでいきたいと思っています。病院の経営人材がパフォーマンスを発揮できる職場を提案することで、病院に貢献していきたいですね。

 

これまで10年間医療業界に携わってきた経験から、病院経営のつまずきポイントがわかります。求職者のみではなく、双方に適切な提案をすることを大切にしています。ただ闇雲に転職先を紹介するのではなく、求職者の悩みをお聞きしながら一人一人の人生としっかり関わる手厚さは、弊社の強みと考えています。

 

自身もプレイングリーダーとして現場感覚を持ち続けながら、今後は人材育成にも力を入れていきたいですね。そしてさらに製薬・医療機器メーカーなど、医療機関と関係の深い業界にも貢献の幅を拡大させていき、医療業界全体に貢献できる存在として成長していきたいと思っています。

 

 

 

 


株式会社BAMTECH&COMPANY 代表取締役
三好 清太郎

慶応義塾大学文学部を中退。
在学中から始めた芝居の世界に踏み出す。
29歳の時に年収100万未満で結婚。
役者に限界を感じ、夢をあきらめる。
初めての就職で、運よく「リクルート・三井物産の合弁会社」に入社。
ヘルスケア企業・医療機関への広告営業に従事。
その後、「リクルートドクターズキャリア」⇒「日本メディカルコネクション」と転職し、
ヘルスケア人材や医師の紹介を約10年経験。
舞台で培ったコミュニケーションスキル、プレゼン能力を生かし、トップセールスへ。
2020年、医療業界に特化した人材紹介会社「BAMTECH&COMPANY」設立。
現在に至る。