私はコーチとして、目の前のユーザーにとって一番必要なものを届けることにフォーカスしています。そのように考える背景には、コーチの独りよがりのコーチングを提供したくない、という強い想いがあります。
コーチングに魅了された私は過去に延べ34名のコーチのセッションを受けた経験があるのですが、コーチの「型」にはめられて違和感をもったり、「嫌だな」と感じたりしたことがありました。コーチの専門性ややり方にユーザーを押し込めることは、ユーザーのための時間にはならないですよね。ネガティブなコーチングも含めて経験してきたからこそ、私はユーザーがより良い方向に進むことのみを考えて、お一人おひとりに合った関わりをさせて頂いています。コーチングでは「ティーチングしない」がセオリーですが、アドバイスが必要な時にはアドバイスすることも厭いません。目の前のユーザーに合わせて「個別化」されたセッションを提供しています。
コーチに期待される役割は、「向き合わなければならない不都合な真実」をフィードバックすることだと思っています。居心地がいい場所やぬるま湯のような環境は誰にでも作れますが、お金を払ってコーチを付けるということは、変わりたい、成長したい、自分一人ではたどり着けない状況があるわけですよね?もちろん信頼関係を深く築いた前提ですが、敢えて辛口な、言われたくないようなことをフィードバックするようにしています。よく「見た目はソフトなのに中身はハード」と言われるのですが(笑)、役割なので厳しいことも伝えます。
私が担当しているユーザーが共通して手にされる成果は、自分の思考の癖や行動パターンに自力で気づき、新たな選択肢を見つけたり発想を転換できたりするようになることです。例えば、あまり深く考えずに色々と手を出しすぎてしまい収拾がつかなくなってしまう人、反対にリスク回避したいがためにあれこれ考えすぎてがんじがらめになり行動に移せない人など、誰しもスタックしているところはあるものです。それらをセッションで紐解いていくと、ユーザーの陥りがちなパターンが見えてくるんです。一度セッションで言語化できると、次に同じことが起きたときにご自分で「あ、またこのパターンに入りかけている」と早期に気づいて軌道修正することができるようになります。また、谷(どん底)から山へと這い上がった経験の中にユーザーの成功パターンが隠れていることが多いので、自分の成功パターンを見つけて再現性を高めるサポートもしています。
ユーザーの皆様からよく頂くのは、「関さんだったらどうするだろう?」「感情的になりそうなときは関さんのことを思い出して冷静になるんです」「関さんの言葉をよく思い出します」といったお言葉です。ユーザー以上にユーザーの可能性を本当に信じているので、自然と強い想いが湧き出てしまいユーザーの心の中に強く残るのかもしれません。
今後も引き続き、ユーザーの可能性を誰よりも強く信じて愛情と厳しさをもってユーザーと向き合っていきます。
関 安希子
米国NLP協会™認定NLPコーチ
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