myPeconコーチインタビュー Vol.002 野村 幸世コーチ

私がコーチとしてのやりがいを感じるのは、ユーザーが前に進んでいるという実感を得られた時です。以前は私からの質問に対して答えるだけで精一杯だった方が、コーチからの質問に答えたい!という意欲が垣間みえて熱度が変わってきたなと感じるとき、コーチングをしていてよかったなと感じます。

 

セッションで大切にしているのは、ユーザーに少しでも前に進んでもらうことです。私自身が前に進むこと、計画して目標達成することが好きなのもあって、前に進もうとされている方を見ると放っておけません。

 

ユーザーが掲げている目標に対して今どの辺りにいるのか、何が足りないのかを十分引き出して、少しでも前進できるようにサポートをしていきます。例えば、理想を10点とした場合現状が7点だと言われたら、まず8になるにはどうすればいいかを丁寧に細分化して聞いていきます。やはり目標を達成していくためには、ステップを刻んで進めていく必要があると思うんです。必要なステップを洗い出したら、どのステップから始めるのか必ず宣言をしてもらってセッションを終わります。

 

ステップを区切って少しずつ前に進んでいくと、最初自分では大きな目標だと思っていたものが、想像していたよりも早く達成できると思えるようにもなります。また、少しでも前進していただくために、これまでのご自分と違う思考や行動のアプローチをしてもらうことも意識しています。例えばユーザーが「この暗闇から脱したい」と言ったら、セッションで話を伺いながら、ユーザーが発する言葉、目の輝きや動き、体の動き、姿勢、思考の質・量などを多角的に観察し、普段している思考の仕方、していない思考の仕方を理解します。そして、ユーザーが普段見ていない視点から物事を観察してもらうために多角的にアプローチしていきます。

 

何回かセッションを重ねた後、ユーザーから共通して頂くのは、「目から鱗」という言葉です。一つのことを一つの視点でしか考えていなかったけれど、コーチを受けることで他の見方もでき、これまでの自分とは違うアプローチができるとわかった、自分の可能性が見えた、できる気がしてきた、そんな感想を多くいただきます。

 

自分が得意とする考え方と仕事の内容・進め方が調和していくと、自分らしく生きられると思いませんか。今後も、前に進みたい、今の状況から脱したいけど一歩を踏み出せない人、踏み出したい人にとっての理想に近づき、自分自身と仕事を調和させるセッションができたら嬉しいですし、私としてのやりがい・励みにも繋がります。

 

 

野村 幸世
フランス共和国認定RNCPコーチ

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