プロコーチがパフォーマンス・コンディショニングⓇのためにしていること


新型コロナウイルスを契機に在宅勤務が定着した方も多いのではないでしょうか。
家にこもってずっとパソコンに向き合いっぱなしの生活が続くと、身体の凝りや疲れがたまるだけでなく、1日のスケジュールが隙間なく埋められた結果、自分と向き合い内省したり、思考を整理したりする時間がとりづらくなるものです。

プロコーチは、どのように自分のコンディションを整えているのでしょうか。
myPecon認定コーチに日頃の工夫を聞いてみました。

 

感情の乱れに気づいたら、人に話して解決

寝食を忘れてずっと仕事部屋にこもりきりで、仕事に没頭していた期間がありました。その期間は誰ともコミュニケーションを取らなかったのですが、自分としては仕事に集中したいのに感情が乱れ、コンディションが悪い結果となりました。その時に、外から出て誰かとコミュニケーションを取ることが自分の状態を整えるのに必要だと気づきました。
それ以降は感情が乱れていると気づいたら、自室に籠らず外に出て人と話すようにしています。

仕事をするにも何をするにも、自己基盤(ファウンデーション)が整っていないと良いパフォーマンスを発揮できませんよね。私の場合は、モヤモヤしたり心がざわついたときは心の乱れと認めて、「なんでざわつくんだろう」などとメモを残すようにしています。
自力で解消できなければマイコーチや友人・知人に聞いてもらってスッキリするようにしています。私は8年前からコーチをつけて月2回セッションを受けています。そうすると、とても自分の状態が良いのです。是非皆さんにも、モヤモヤがなく、心も頭もスッキリした状態を保つためにマイコーチを持つ選択肢を持っていただきたいです。

 

松本美和コーチ




夜の時間を区切りメリハリをつける

夕食を毎日6時にとると決めたことが、私にとっては大きなパフォーマンス・コンディショニングⓇです。なぜかというと、私が住んでいるフランスは日の入りが遅く、大体夜7時過ぎまで明るいのです。夏場だと10時頃まで明るいこともあり、明るいからという理由で何となく仕事をし続けると、自己啓発の時間やプライベートの時間を充実させられなくなってしまうからです。

一日のリズムにメリハリをつけようと思ったことがきっかけで、夕食を6時と決めて毎日定刻に食事していることで、一度時間を区切ることができ夜の時間を有効活用できるようになりました。また、遅い時間に食べることがなくなったので、身体にも良いことをしているという自己効力感にも繋がっています。

新しいことをする・新しいところに行くのも、思考を活性化させるためにやっていることです。同じ場所に行っていると、なんとなく同じような思考パターンに陥ってしまい安いと感じているので、意識的に新規開拓するようにしています。

イライラした時は犬の散歩に行ったり、美味しいものを食べに行ったり、体を動かしたりしてリフレッシュします。イライラしたエピソードを面白おかしく仕立てて友人に話すのも、浄化されたり成仏するような感覚がありお勧めです(笑)。

 

中井茉由子コーチ

 




書いて眺めて整理する

私は一度に大量の情報が来ると焦りやすいタイプなので、一旦全部書き出すようにしています。書き出したToDoにチェックを入れていくことで、私のストレングス「達成欲」が刺激されモチベーションアップの効果もあります。

例えば仕事では、3つ以上重たいタスクが重なったらメモを取り出してToDoリストを書き出し始めます。それができたら、カレンダーにどのタスクをいつやるのかマッピングしていきます。1週間のうちにやるべきタスクが常に頭の中にあって気になること自体が私にとってはストレスなので(笑)、カレンダーにいつ、何を考えたりやったりするのかマッピングすることで安心するんです。マッピングはいつも日曜の夜に行っています。一度計画を立てたら、あとはスケジュール通りにこなせばいいだけ・ズレたら調整すればいいだけにしています。

プライベートでも、平日にご飯をどうしようか考えたり、作ったりする余裕がないので1週間分作り置きしています。日曜日に買い出しにいき、気になる食材を一通り買い揃えた後、レシートを見ながら作れそうな料理を発想して、1週間のメニュー表を作り、月曜から日曜日まで、朝・昼・晩に何を出すかまで表にするんです。

朝起きて、朝ご飯どうしようと考えている時間が私にとってはストレスフルで無駄。朝が回らないと一日総崩れになるし1週間がしんどくなります。全て決めておいて、あとは「出すだけ」にするのが、余計なことで頭をいっぱいにさせないコツかなと思います。

 

山本雅央コーチ

 




体を動かす

在宅勤務の時間が増えると、ずっと座り続けたり、ずっと同じところに居続けたりすることで身体全体が鈍くなっている感覚がありました。自身の体のパフォーマンスを整えるために、毎朝起きたらジャンプやストレッチ、簡易的なヨガなど軽い運動をしています。また、仕事の合間にも簡単な運動やストレッチをしたり、スピーチや読経などの発声を行うことで頭や身体をほぐすようにしています。

運動すると血流が良くなり気分がリフレッシュされ、アイデア出しなどクリエイティブな業務をもうひと踏ん張りできるようになりますよ。

夜は湯舟にゆっくりつかったり、息のワーク(ゆっくり吐いたり、勢いよく吐いたりの繰り返し)、寝る直前はストレッチをしています。

自分の身体の微細な変化や、感情や感覚の変化を感じとることは私がコーチングにおいて重要にしている部分なので、特に身体面からアプローチして整えるようにしています。

 

 

渡辺まゆかコーチ

 

 




起床・読書・筋力維持・仕事の仕方を習慣化する

毎日同じ時間に起きるようにすると体のリズムが乱れないという文献を読んでから、土日含めて同じ時間に起きるようにしてコンディションを一定に保っています。

また、読書は着想を得たり異なる思考のアプローチを行ったりして思考の状態を良好に保つのに重要なツールですが、私の場合、仕事が立て込むとどうしても読書時間を削りがちでした。始業前に1時間読書、オフの日は朝からゆっくりお風呂につかりながら読書するようにして読書時間を確保しています。

体型・筋力維持もパフォーマンスを整えるのに重要な要素だと思います。以前から毎朝体重計に乗りアプリ連携して体重や体脂肪をグラフ化して定点観測することでベスト体重を保つようにはしていますが、新型コロナウイルスが蔓延してから運動量が少なくなっているので、10~20分の筋トレも日課に加えました。

仕事の仕方に関しては、週の後半に疲れがたまりがちなので前半に最も頭を使う仕事を入れて、後半に「やればいいだけ」の作業を回しています。これらすべてができるようになると、自己効力感も上がるし、良い状態で仕事に取り組めます。(曽我香織)

 

人によって、向き不向きがあると思います。自身の特性を生かしながら、続けやすい自分なりの「パフォーマンス・コンディショニング®️術」を作ってみませんか。

 

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