早稲田大学3年の豊澤 良です。
「日本語が上手くなりたい・社会人と接したい」という今思えば軽い気持ちではじめたスーペリアのインターンシップを約1年間経験していく中で、私が学んだことを書いていこうと思います。
(学んだこと・その①)仕事のスキル
仕事の効率化・質
学生でいる間は仕事をすることってありませんよね。アルバイトすることはありますが、インターンで経験したことは、「社会人がやってる仕事」でした。
書類を作ったり、お客様先に連絡をとったり、、。
その中で気づいたのが、仕事の効率や質でした。ただ言われたことをやればよいのではなく、いかに効率よく、質が高くすることが求められていると感じました。
私は最初からできていたわけでなかったのですが、2つのことから大幅な改善をすることができました。
1つは「慣れ」で、都度立ち止まって考える時間が減ったことです。
仕事を続けていれば当たり前のことになるのですが、最初から効率よくやろう、うまく正解を出そうとすると躓いてしまいがちで、ともかく最初は見よう見まねでもやってみようとすることで、やがて慣れによって難しいと思っていたことがどんどんできるようになりました。
もう1つは毎回スピードを含めた効率性の追求と質を担保することの「習慣化」です。
ただ同じことを続けるのではなく、少しずつでもうまく、早くできるよう試行錯誤を続けるうちに無意識のうちに工夫を積み重ねるようになりました。
例えばお客様向けの資料を作成する際に、最初の頃はまずパワーポイントを開いてあれこれ考えていたのですが、時間だけが経過してしまい必要なアウトプットを出せずにいました。
悩んでいる私に、ホワイトボードやノートなどにイメージを書いてから取り掛かるようアドバイスがあり、予めゴールイメージを持って作業にあたることで作業時間とアウトプットの質がぐんぐん改善されていきました。
また仕事の質を高めるための働き方は、1年を通して社長と話しながら様々な施策を提案し、実行してました。
その中で効果的だったのは毎回勤務開始時に仕事の流れを打ち合わせし、仕事内容を先に確認したことでした。
手持ちのノートやタスクシート*を用いて仕事内容をメモしておき、着手する際に何が求められているのかイメージした上で取り組むことが出来ました。
一日のタスクは「think系」のタスク(時間をかけてこなしたほうが良いタスク)、「do系」(パパっと効率よく終わらせるべきタスク)のタスクに分類し、スピードを追求する仕事と時間をかけても質を追求するべき仕事のバランスをうまくとっていました。
*スーペリア社内で使われる毎日の業務と達成度などがリスト化されているA4サイズのシート。
文章力
自社メディアの記事執筆や日々のメール文、そして何よりメールマガジンの執筆を通して、文章力も上達しました。
言葉の使い方や言い回しはもちろん、相手の状況を考慮した上で、相手にどう伝わるのかを意識した文章構成を学びました。
現在も改善の余地はあるものの、インターン初期の私自身との比較で文章の質は天地の差があると自負しています。今後は、相手が読み進めたくなるような構成になるよう研鑽していきたいと思っています。
(学んだこと・その2)マインドの持ち方
パフォーマンス・コンディショニング®️でポジティブを保つ
スーペリアは、「パフォーマンス・コンディショニング®️」としてパフォーマンス発揮のために自身の状態を整えるためのmyPeconというコーチングサービスを提供しています。
とはいえ私自身も、プライベートで嫌なことがあったり、仕事で失敗したり、なんだかやる気が出ない日が続いたりすると、負のスパイラルに陥りやすいことはありました。
コンディショニングを提供する会社に所属する身として、まずは自分のパフォーマンス・コンディショニングのために、いくつか試してみました。
1つ目は朝活です。
大学の授業に間に合うギリギリの時間に起きて準備をしているのを、朝6:00頃に起床するよう切り替えました。
朝早く起きて開店と同時にパン屋に朝食を調達しに行ったり、日頃できていない用事をこなした上で学校に行くと、1日を有効に使えたような感覚があり自己効力感が上がります。
それまでは起きなくてはならないくなってから起きて一日を過ごしていたのですが、朝起きることにポジティブな目的を付加するようになって、起きた瞬間からこれをやろうと思えるような変化を感じました。
学校が終わってインターンに出社したときも、モチベーション高いままで、余裕を持って仕事に臨めるようになりました。
2つ目は適度な運動です。
スーペリアで密かに流行っていた腹筋ローラーを私も購入して筋トレしたり、ランニングやフットサルをしたりすると、血流が活性化し、細胞レベルでパフォーマンスが整うような感じになりました。
マインドをよい状態に保つためには、思考を巡らせるだけでなく、パフォーマンス・コンディショニングの考え方にある多面的なアプローチで、自分自身を全体としてよい状態にしておくことは確かに有効でした。
相手の期待やニーズを知り、超えるマインドを持つ
週次で発行するメールマガジンの執筆担当になったころから、相手の期待を超えるような仕事を将来したいと思うようになりました。
自分が好きなこと、自分が良いと思うことだけ書いていたのでは自己満足・趣味レベルに終始し、仕事の発注者や読み手のニーズが置き去りになってしまいます。
フィードバックも受けて、相手の期待を確認したり、推し量ったりすることの大切さに気づくことができました。
この大切さは、仕事全般においても同様に言えるのではないでしょうか。
上司と一緒に仕事をする、他のメンバーと仕事をする、お客様と仕事をする。
一人で完結する仕事はありません。
どんな時でも周りからの期待やニーズを考え行動する必要があり、今後の課題だと認識しています。
過去のタスクシートでフィードバックされたことの一つに「他人の発言の背景にあるものを考えよう」というものがありました。
電車などの移動時間、寝る前にその日の出来事や相手が話していた内容を思い出し、思考する時間をつくろうと考えています。
チャレンジのマインド
当初、インターンを週1勤務としていたため、なかなか仕事に慣れずにパフォーマンスも発揮できず、自己効力感が下がる、という負のサイクルに陥っていました。精神的にきつくて良い状態とは言えませんでした。
変わったのは週2~3勤務に変更してからです。
正直なところ「きつい」と思っていた仕事を更に負荷をかけて行うことには抵抗があり、少し怖かったです。
しかし、業務時間が増えたことで仕事の幅が広がり、先述したスキルを含めたインプットの量も大きく増えました。仕事のパフォーマンスは上がり、自身の能力もついていきました。インプットが増えたからこそ良いアウトプットを生むこともでき、付加価値をつけることが苦手という自身の課題も克服できました。
この経験を通して、何事もチャレンジしなければ発見も成長もないということを強く感じました。
学生の間は、やりたいこと、やるべきことはたくさんあります。
インターンシップはもちろん、英語の勉強をする、海外ボランティアに行ってみるなど自身を成長させたり、楽しむことができる場があり、どれだけそういった場に自分を放り込むことができるかが重要だと思います。チャレンジしないと何も起こりません。
インターンを通じて学んだことから、私はただ何となく日々を過ごすのではなく、チャレンジ精神を常に持ち、様々な環境で自分を試しながら多くのことを経験して自分の糧にしていきたいと考えています。
豊澤 良 Ryo Toyozawa
早稲田大学 政治経済学部 3年生。