オンライン・コーチングはパフォーマンス向上に有効なのか

近年、パーソナルコーチを付けるビジネスパーソンが増加しているようです。

 

従来は、米国企業を中心に経営層がコーチを付けることで組織目標の達成を目指す「エグゼクティブ・コーチ」が主流でした。エグゼクティブ・コーチングは多くの場合、フィーが高額になるため対象が限定的でした。

 

しかし近年、オンラインでコーチングを行うことでリーズナブルな価格帯で提供可能なサービスが増えています。それに伴い、年齢や役職を問わず様々なビジネスパーソンがてパーソナルコーチに手を伸ばしやすくなっています。

 

パーソナルコーチは、ビジネスにおける高い成果創出を目指すことを目的としたビジネスコーチ、自分の人生全体について考えたり、自身の存在意義や生きる上での軸を考えることを目的としたライフコーチの2つに分けられます。そのうち近年ニーズが急上昇しているのはビジネスコーチです。

 

ビジネスコーチは、自身の言動やパフォーマンスを振り返って改善に繋げたり、部下とのコミュニケーションを改善したり、中長期のキャリアを考えたりと自己投資の一つとして活用されています。

 

弊社でも「パフォーマンス・コンディショニングⓇ」として自身の思考とマインドを整えることで最高のパフォーマンスを発揮することを目的としたオンライン・コーチング「myPecon(マイペコン)」を展開。国内外在住の30~40代を中心としたビジネスパーソンに利用されています。コーチングセッションでは部下育成、職場の人間関係、キャリアなど様々なテーマが扱われています。よくあるテーマをご紹介します。

 

部下育成

  • 社内1on1の効果的な活用方法
  • 年上の部下への関わり方
  • 部下のモチベーション・パフォーマンス向上

職場の人間関係

  • 自己認識力の向上
  • 苦手な上司・同僚との接し方、伝え方

自身のキャリア

  • 個人のビジョン明確化
  • 中長期視点のありたい姿明確化

思考の整理

  • 抱えているタスクの棚卸し
  • タスクの優先順位付け

資格取得・語学学習

  • 日々の学習のペースメーカー
  • 自分に合った効果的な学習方法

昨今、社内1on1を導入する企業も多いものの、社内では話しづらい悩みや利害関係のないコーチに話すことで新たな気づきを得たいとのニーズが多いようです。

 

コーチングの効果

コーチングの成果測定や効果検証は行われていますが、変数が多いためにコーチをつけたことと営業成績などの成果の関係性を完全に説明するのは困難とされます。

 

myPeconでは、利用後3ヵ月〜1年以上経過しているユーザーの協力を得てアンケートを行いました。その結果、回答したユーザー全員がコーチをつけてから自身のパフォーマンスが向上したと認識していることがわかりました。

 

 

また、コーチをつけることでユーザーのWell-being(心身及び社会的な幸福)も向上したとの回答を得ています。

 

 

上記より、myPeconのユーザーはパフォーマンスが向上したと実感しているだけでなく、幸福度も向上しています。コーチを受けることで自己理解が深まり、自身の強みを効果的に発揮できるようになるだけでなく、無意識に行っていた言動による周囲への負の影響を理解してセルフコントロールできるようになります。

結果として、より短期間で効率的に目的を達成しやすくなります。以前より省エネで目的達成できると、心や時間の余裕が生まれて更なる高みを目指すこともできます。myPeconのユーザーはコーチを付けてから仕事が楽しくなったと感じる方が多いです。

 

働き方改革が叫ばれる昨今、ビジネスパーソンには限られた時間の中で高い成果と付加価値の創出が求められています。自己理解を深め、自身のパフォーマンスを効率的に最大化するサポートを行うパーソナルコーチが今、求められているのではないでしょうか。