各コーチングモデルの概要と特徴


2.コーアクティブ・コーチング

コーアクティブ・コーチングは1980年代に開発されたGROWモデルを補うものとして発展しました。GROWとはGoal(目標)、Reality(現実)、Options(選択)、Will(意志)の頭文字をとったもので、GROWモデルはクライアントが目標達成や課題解決のための行動を起こしていくためのプロセスに焦点を当てています。対してコーアクティブ・モデルでは、クライアントがどのような視点で目標や課題などの物事を捉えているかに焦点を当てます。またコーアクティブ・コーチングでは「クライアントは本来、想像的で資質にあふれ、欠けるところのない存在である」という前提のもと、クライアントの人生全体をコーチングの対象として扱います。コーチ自身の好奇心や直感などを活用してクライアントとコミュニケーションを行う特徴があります。

3.インテグラル・コーチング

インテグラル・コーチングは1980年代に米国の哲学者であるケン・ウィルバーが中心となって広めたインテグラル・モデルの枠組みをベースにしています。インテグラル・モデルでは人の体験を内的・外的、個人的・集団的の4象限でとらえます。インテグラル・コーチングでは、すべての象限におけるクライアントの成長が全人格的な成長に繋がると考え、それを目的とします。そのためクライアントが取り組むべきテーマは多岐に亘ります。肉体的な健康をテーマとしてダイエットやヨガに取り組む、精神のバランスを整えることをテーマとして瞑想やアファメーション(肯定的な宣言)を活用する、地域活動や慈善活動をテーマとして社会的な活動に取り組む場合もあります。