myPeconコーチインタビューVol.034ホイスラーアルビ 愛コーチ

自分の納得できる40代へ

―コーチングとの出会いを教えてください

コーチングに出会ったのは2014年くらいですかね。当時ドイツのハンブルグの日系企業でフルタイムの仕事をしていたんです。子供はまだ小さかったですし、通勤時間に一時間以上かかる。そして旦那さんは月の半分くらいは出張でいない、という究極の環境で仕事をスタートしたので自分のメンタルがどんどん下がっていって…海外でお仕事が選べなかった、ということもあります。徐々に自信をなくしていって、“わたし何やっているのだろう”とわたし可哀そう、みたいな犠牲者のようなふりをしてしまっていたんです。メンタルが下がっているので人間関係のトラブルなんかも起きてきて…自分を変えたいと強く感じた時期でした。その時に、これからドイツで40代を自分の強みを生かしたり誰かの役に立つ仕事をしたいなと、漠然と思って。本を読んだり自分でいろいろと考えているうちに、友人にも人生の節目にいろいろな相談を受けているなと思い返しました。誰かの話を聞いたり相談を受けたりするのが得意なのかもしれないと、それを仕事に出来ないかと調べ始めたのがきっかけです。

―実際のコーチングはいかがでしたか

実際に学んでみるとコーチングスキルを学ぶより、自分について知るいわゆる自己変容というところからスタートすることに衝撃を受けましたね。そこから自分の考え方や思考の癖に気が付いたのですが驚きの連続ですよ。トレーニングやワークを通して自分が自分の人生に責任をもって変えていくことができるんだと、同じ環境にいても明るく向き合えるようになりました。2014年から約1年半、ドイツで英語のコーチングスクールに通いながら資格を取得しました。コーチと職場の両立は厳しいなと思ったので、退職して独立しています。

―どんなセッションを心がけていますか

自分のエネルギーを高い状態に保つこと、安心できる場の提供、信頼関係の醸成というのがベースになっています。疲れは出るので、自分をご機嫌に保つために自分の時間を持ったり友人に会ったり、お気に入りのカフェに行ったりします。コーチングのサポートに関してはフレキシブルですね。年代も性別も言語も、幅広い方に来ていただくのでその方にあったニーズを初期段階で掴むようにしながら、それぞれの方にあったフィードバックをするようにはしています。今までわたしが失敗してきたことだったり、海外生活でダメな自分に向き合った時期もあったので、駐在の方の相談も多いですね。海外特有のお悩みにも自分の経験から対応させてもらっています。
どんな方ともセッションが進んでいくうちに「愛さんだからこんなこと話すんだけれど…」なんて殻をかぶっていた方も本音を話してくださるようになります。

コンフォートゾーンを抜けて成長し続ける

―愛さんにとってコーチングってどんなものですか

本来の自分に出会っていくものだと思います。ビジネスパーソンの方は日常的に仕事をしていてここは頑張らなければいけないとか、ここは強がらなければいけないとか、殻をかぶってそしてその殻が厚くなってしまう場合ってあると思うんです。わたしがコーチとして関わらせてもらって、また本人の素の自分に出会っていただけたらなと思っています。
コミュニケーションは鏡写しだと思うんです。こちらが力を抜いて笑いもあって、カジュアルに心を解きほぐしていくように心がけています。
わたし自身もコーチを付けていますが、コンフォートゾーンを抜けるためには必要な存在だなと思っています。死ぬまで成長し続けられたらいいな、と思っていますよ。

無限の可能性を信じる存在

―コーチングを受けるか悩んでいる方にアドバイスをお願いします

わたしはコーチとしてその方をジャッジすることなく

それぞれの方の人生を尊く思い、ただ深く聞くという時間を提供しています。普段、遠慮していたりストップしている感情を遠慮なくお話していただけるような場づくりをしています。そして、コーチングは自己対話によって本当は自分はどうしたいんだとかどう在りたいんだという根っこの部分がどんどんクリアになるものだと思うんです。
わたし自身が、コーチになる前から「愛さんだったらこっちも目指せるよ」という自分の可能性を自分以上に信じてくれるコーチの存在があったんです。自分では無理じゃないかなという思い込みや信じきれないところもあるかもしないけれど、コーチが本当に本気で信じて一緒に歩むことで魔法がかかるというか、軸が固まってくると思うんです。そうすると挑戦する幅が少しづつ広がって自分が想像していなかったゴールにたどり着ける方もたくさんいるんですよ。わたしも、ご一緒できてとても嬉しいです。

本来の自分の可能性って自分が思っている何倍も大きいものだと思います。
ご自分に合ったコーチと一緒にその可能性に是非、トライしてみませんか。