コーチングが機能しない場合・注意点

コーチングに向かない人がいる(アンコーチャブル)

コーチングが機能しない人のことを「アンコーチャブル」と言います。精神疾患や悩みを抱えてカウンセリングを受けている方は、アンコーチャブルです。コーチングには向きません。双極性(そうきょくせい)障害(躁うつ)がある場合は一時的に気分が高揚し、活発になることもありますが、本人の意欲があってもコーチングには適しません。つまり、クライアントに目標を達成する意欲があっても、コーチングに向かない場合があるのです。目標に向けて自発的に行動を起こしていくには、心身ともに十分なエネルギーがあることが必要です。
過去にカウンセリングを受けていた人も、専門家による判断が必要です。また、心身ともに十分なエネルギーがあり、目標を達成する意欲があっても、コーチに依存する人はコーチングに適しません。コーチはクライアントが様々な角度から思考し、行動を起こしていくことを支援しますが、最終的に選択し意思決定を行うのはクライアント自身です。選択や行動、結果の責任をコーチに押し付ける傾向が見られる場合もアンコーチャブルだと言えます。