・いつの間にか長丁場になっている
・誰も意見を出さず、盛り上がらない
そんな会議に違和感を覚えたことはありませんか?
進め方を見直そうとすると、アジェンダや時間配分、ツールの改善、メンバーの主体性や能力に目が向きがちです。
もちろんそれらも大切なことですが、「どのような問いかけをするか」も重要な要素です。同じメンバー、同じ議題であっても、どのような問いが投げかけられるかによって、会議や議論の進行は大きく左右されます。
質の高い会議には共通して「考えやすい問い」が用意されています。
ファシリテーションとは何か
ファシリテーションとは、話し合いの目的達成に向けて議論のプロセスを支援することを指します。
ファシリテーターは、結論を出す人でも、強い意見を述べる人でもありません。メンバーが考え、発言し、合意に至るまでの流れを整える役割を担います。
そしてその中でも「問いかけ」はファシリテーションの中核となるスキルです。良い問いかけは参加者の思考を深め、発言への心理的ハードルを下げる働きを持っています。
会議が止まりやすい問いの特徴
会議が静まり返ってしまう場面では、よく似た問いが使われています。
「どう思いますか?」「何か意見はありますか?」「問題点は何でしょうか?」…
一見すると自由度の高い問いですが、実際には抽象度が高く、どこから考えればよいのか分かりにくい問いでもあります。メンバーは考えがまとまらず、「的外れなことを言ってしまったらどうしよう」という不安も相まって、結果として沈黙が生まれてしまいます。
ファシリ力を高める問いかけの3つのポイント
① 視点を限定する問い
「どう思いますか?」ではなく「〇〇の観点で見ると、気になる点はどこでしょうか?」というように、視点を一つ示すだけでメンバーは思考を始めやすくなります。
すべてを一度に考えさせるのではなく、考える入口を用意することがポイントです。
② 時間軸を分ける問い
議論が散らかる会議では、過去・現在・未来の話が混在していることが少なくありません。
「これまででうまくいった点は何でしょうか」(過去)
「今、課題になっているのはどこでしょうか」(現在)
「次に試せそうなことは何でしょうか」(未来)
このように時間軸を分けて問いかけることで議論が整理され、前向きな話し合いにつながりやすくなります。
③ 評価を外した問い
発言が出にくい理由の一つは「否定されるかもしれない」という不安です。そのような場合は、正解・不正解を感じさせない問いが有効です。
「たたき台レベルで構いませんが、どんな可能性が考えられますか」
「まだ整理途中で大丈夫ですので、思いつくことはありますか」
問いに前提を持たせることで、メンバーは安心して意見を出しやすくなります。
会議を変えるための最初の一歩
問いかけは、話し方のうまさやセンスだけで決まるものではありません。
会議の目的や、メンバーにどのような思考をしてほしいのかを踏まえて事前に用意することができます。
まずは一つ、問いかけの言葉を変えてみることから始めてみてください。
それだけでも発言の量や議論の深さ、会議後の納得感は少しずつ変わっていくでしょう。
ファシリテーション力とは場を仕切る力ではなく、考えやすい環境をつくる力です。
問いかけは、その力を高めるための、最もシンプルで効果的な手段と言えるでしょう。
ファシリ力を高める練習の場として「1on1クエスト」を使ってみませんか?
知識として分かっていても、実際の場で問いかけを実践することはは意外と難しいものです。
会議で試す前に1対1の対話で練習してみるのも一つの方法です。
「1on1クエスト」では、AIキャラクターとの模擬1on1面談を通じて会議やチームで使えそうな問いかけを整理したり、言葉にして練習することができます。相手がAIだからこそ気負わずに壁打ちできるのも特長です。
会議を変えようとする前に、まずは対話から。
小さな練習の積み重ねがファシリテーション力につながっていきます。
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