あなたはどちら?アカウンタビリティとビクティム

現在、人材育成や組織改革にもコーチングが活用されています。その理由の一つに、コーチングに「アカウンタビリティを高める」効果があることが挙げられます。アカウンタビリティとはどんなもので、アカウンタビリティが高いと何が良いのでしょうか。今回はアカウンタビリティとその逆の意味にあたるビクティムについてご紹介します。

1.アカウンタビリティとは?

アカウンタビリティは一般的には「説明責任」と訳されますが、コーチングでは「自ら進んで仕事や事業の責任を引き受けていく意識」のことを表しています。「主体性」や「当事者意識」とも言われます。指示待ちではなく率先して問題提起や提案を行う、どのような結果に対しても責任を持つ、といったことはアカウンタビリティが高い場合に起こる行動です。また、アカウンタビリティが高い人は担当領域に線引きをせず、担当外の領域に対しても問題提起や改善のための関わりを行う意識を持っています。例えば組織で何か新しい取り組みを始めようとするとき、どうすれば上手く行くかを考えて「できる理由」を探す人は、アカウンタビリティが高いと言えます。