1on1コーチを十分活用できていますか?活用が上手い人/下手な人

せっかく1on1コーチが付いているのに「で、何を話せばよいのでしょうか?」と言う方は、残念ながらセッション2-3回分は無駄にしているでしょう。今回は、1on1コーチの活用が下手な方の特徴、1on1コーチを上手く活用できている方の特徴を整理したいと思います。

1on1コーチを活用できていない人の共通項

コーチング開始時間になり、コーチに連絡を取り、挨拶と自己紹介を交わす。

「・・・で、私は何を話せばよいのでしょうか?」と言う方は、マッサージ店に行って「どこが凝っているのか分からないけど、とにかく来ました」と言うようなものです。自分で自分のニーズがわからない、マッサージ店は何をするところなのかわからないのに取り敢えず来てみた、そんな感じです。初期段階でコーチを活用できていない人は、ほぼ100%これに当てはまります。

もちろん、指圧師に体全体を診てもらったうえでどこが凝っているのか教えてもらい、それに合ったコースを提案してもらうこともできるでしょう。しかし大抵の場合、「肩が凝っていて仕事に集中できない」、「腰が痛くて辛い」などのニーズがあってマッサージに行くのではないでしょうか。

コーチもそれと同じことが言えます。リーダーシップ、在り方、言葉遣い、モチベーション、人間関係、時間管理、仕事の優先順位、ビジョン、家庭、健康、資産の状況・・・自分の全てをコーチと共有し、どこに懸念があるのか意見をもらうことはできるかもしれません。しかし厄介なのは、自分の全てを自分で説明することは不可能に近いのです。さらに厄介なことに、自分で説明している内容が必ずしも事実で正しいとは限らないのです。

コーチと最初のセッションで、自分の置かれている状況を全て説明しないと良いコーチングを受けられないと考える人がいます。しかしそれは間違いです。